■新年あいさつ(平成24年1月4日)
みなさん、明けましておめでとうございます。
それぞれ、新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。
私にとっては就任3年目の年となり、いかにして、ふじみ野市の未来を皆さんと共に切り拓いていくか、緊張感を新たにしているところです。
私は、就任当初から、スピード感と実行力を持って市政刷新を推進してまいりました。そして、今後5年間の行政運営の指針となる「行政経営戦略プラン」を昨年4月に策定するとともに、組織マネジメントの視点から、新たに組織マニフェストを作成いただきました。
そこで、皆さん。
現時点での達成度はどうでしょうか。
新年を機に、その進捗状況を自己評価し、年度内の達成に向け、そして更なるステップアップを目指して取り組んでください。
ここで、皆さんに認識して欲しいことがあります。
それは、事業や政策の判断、決定段階において「何もしないことのリスク」は、とても大きいこと。「何かにチャレンジすることのリスク」に比べ、「何もしないことのリスク」の方が、はるかに大きいということです。
チャレンジしなければ何も生まれません。
年頭に当たり、私自身が「ピンチをチャンスに変える」というチャレンジ精神のもと、行政経営に取り組む所存であります。ぜひ、皆さんも、チャレンジを続けてください。
さて、ふじみ野市にとって、防災拠点となる庁舎施設の耐震化が目下の急務であります。
平成24年度、すべての小中学校の耐震工事が終了するとともに、大井総合支所複合施設の建設工事がスタートします。さらに、本庁舎の耐震化の方針づくりを急がなければなりません。
いよいよ、「災害に強いまちづくり」への挑戦が始まります。
私は、職員の皆さん、市民の皆さんと心を一つにして力を合わせ、輝かしい未来を開拓する年とするため、勇往邁進する所存であります。
そこで、お集まりの皆さんにお願いです。
皆さんご存じの東京ディズニーランドは、入園者数が世界一を誇り、顧客満足度が高く、リピート率は毎年98パーセント前後に達するそうです。
確かに、ディズニーランドに行くと、従業員はすごく元気で、笑顔で挨拶をしてくれます。これは、『すべてのゲストに、ハピネスを提供する』という会社のミッションが、すべてのスタッフの心に刻み込まれているからです。
どうして、多くのゲストが驚嘆するような、高いクオリティを維持できるのか。ひとことで言えば、誰も手抜きをしないからです。
従業員一人ひとりが、リーダーシップを持っているからです。そして、9割がアルバイトというから驚きです。
ふじみ野市では、正規職員が再任用を含めて、約700人います。
そのほか、臨時的任用職員などの、いわゆるアルバイトが約500人ですから、アルバイトの割合は全職員の4割程度です。
市役所の場合は、顧客満足度が低くても、リピート率は100パーセントになります。ほかの市役所に行きたくとも、転出しない限り、それはできません。用事があれば、この市役所に来ないわけにはいかないのです。
では、ふじみ野市役所、我々職員のミッションは、何でしょうか?
地方自治法では「住民の福祉の増進を図ること」とされています。
究極のところ、住民、すなわち顧客満足度を高めることです。ディズニーランドの従業員に課せられたミッションと何ら変わるものではありません。
幹部職員の皆さん。
所属職員一人ひとりが、リーダーシップを発揮できる職場の環境づくりをしてください。
「人は育ちます。そして、人は変わります。」
本年は、ふじみ野市役所にとって「組織風土改革の年」です。
皆さんの努力によって、ふじみ野市民に“ハピネス”を提供し、素晴らしい年にしましょう。
国は42兆円しか税収が無いなか、44兆円もの赤字国債を発行するという国難ともいえる厳しい財政状況であります。そして、国の人口増加時代につくられた社会保障制度についても、制度疲労を起こしているといっても過言ではありません。
しかし、国の制度改正を待っている暇などありません。
ふじみ野市民の生活は365日、24時間、止まることを知りません。ふじみ野市がこうした状況を乗り越え、持続可能な自治体となり得るよう、お集まりの幹部職員のみなさんを始め、職員の皆さんが一丸となって取り組んでいくことが必要であります。
我々は、究極の行政改革の手段である市町村合併を選択いたしました。
その合併による恩恵を受けられるのは10年間ですが、もう残り4年を切っています。
私は、限られた時間の中で合併の恩恵を最大限享受し、市民がこのまちに住んで良かった。そして10万7千人の市民が一つの家族であるかのような“あったかいふじみ野市”をつくっていきたいと考えています。
埼玉県一、そして国の中でも輝くふじみ野市を築きましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
