■平成21年第4回ふじみ野市議会定例会市長所信表明
私は、先の市長選挙を通じて市内をくまなく回る中、区画整理事業や再開発事業により整然とした住宅街や駅周辺地域とともに、武蔵野の面影を残す雑木林など緑豊かな自然が残る様子を改めて見まして、これまでに本市は都市型の生活機能と自然が調和したまちづくりが進められてきたことを実感いたしました。このことは、先代までの各首長と議員の皆さま方のご努力の賜であり、ここで改めて皆さまに敬意を表したいと存じます。
さて、私は政治と行政の原点は、「市民の命を守ること」だと確信しております。
これは、私がふじみ野市で暮らし、家庭を築いてきた中での強い思いでありまして今回、私を市長選挙出馬へと突き動かした要因でもございます。
「お年寄りに、いつまでも長生きしてほしい。そして何より、子どもたちの笑顔を増やしたい。ふじみ野市で暮らす10万人の市民の命を守る。」これが、私の使命であり、何ものにも代えがたい信念であります。
私は今後4年間、市政を担当させていただくことになりましたが、議員の皆さまのご指導のもと、市民の皆さまと連携するとともに全職員の英知を結集し、市民の目線に立ち、民間企業同様の発想と経営感覚で、より良い市民サービスを低コストで効率的に提供したいと思っております。
リーマンショックに端を発した昨年夏以降の景気の悪化は現在、デフレ・円高・株安へと更に後退する傾向にあり、企業収益の落ち込みの影響から市税収入の減少が見込まれるなど、本市を取り巻く環境は予想以上に厳しいものがございます。
従いまして、私がマニフェストに掲げた政策や事業を実施するためには、まずは健全な財政基盤の構築に向け、私自身が率先して行財政改革を進めることが最大の責務であり、市役所を挙げて職員の意識改革を行うことが緊急課題だと認識しているところでございます。
私は、市の情報は原則としてすべて公開すべきであり、的確な行政情報を分かりやすく市民の皆さまに提供することが第一だと考えております。市民の皆さまと行政が情報を共有し、市民の皆さまと一緒に知恵を出し合いながら課題を解決していくという行政側の姿勢が肝要と思っております。
近年、少子化・核家族化が進み、共働き世帯が増加している状況の中、市民の皆さまからは子育て支援や教育環境の充実に対する要望や期待する声が多く聞かれ、これらに関わる施策の充実が求められています。私は、若い世代が安心して子どもを産み、育てることができるよう支援し、将来を担う子供たちが“ ふるさとふじみ野”に誇りを持ち、愛着を感じながら成長できるよう努めてまいりたいと思います。
いま、団塊の世代の方々が定年退職され、次第に地域社会の中に戻ってきています。様々な社会生活の中で会得した資源を持つこの世代が、生涯現役を掲げ市内で生き生きと活動し、知識や経験を発揮していただくことが必要だと思っております。
生涯を通じて、健康で生き生きした生活を送ることは、高齢者の皆さまだけではなく、すべての市民に共通の願いでございます。特に、高齢者の皆さまができる限り介護を受けずに健康な毎日を過ごし、豊かな老後を送るためには、心身の健康の維持・増進を図ること、そして生きがいを持って生活できることが大切だと考えております。
私は、市民の皆さまに「ふじみ野市に住んで本当によかった」と実感してもらい、ふるさとふじみ野市に自信と誇りをもっていただけるような市政運営に向けて全身全霊を傾ける所存でございます。
私のマニフェストに掲げた具体的な政策や事業につきましては今後、課題の整理やスケジュールなど市役所内部で検討していただくことになりますが特に、行政の公平性や継続性、普遍性という観点に十分配慮するとともに、市民や議員の皆さま方のご意見をどのように承っていくか、ということも含めて考えてまいりたいと思います。
以上、私の市政運営に関する基本的な考えを申し述べさせていただきました。
是非とも皆さま方の深いご理解とご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。
