世界農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法
武蔵野の落ち葉堆肥農法
武蔵野台地に位置する川越市、所沢市、ふじみ野市、三芳町は、火山灰土に厚く覆われ作物が育ちにくい土地でしたが、江戸時代から多くの木を植えて平地林(ヤマ) として育て、木々の落ち葉を掃き集めて堆肥にして畑に入れ、土壌を改良してきました。
こうした取組が360 年以上にわたり続けられてきた伝統農法を「落ち葉堆肥農法」と呼びます。
この「落ち葉堆肥農法」は今も受け継がれており、平地林が各市町全域にその面影を多く残し、育成・管理されて景観や生物の多様性を育むシステムが作られています。
世界農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法推進協議会
「世界農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法推進協議会」は、川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町・いるま野農業協同組合・埼玉県川越農林振興センターで構成(事務局三芳町)され、平成28年8月24日に世界農業遺産及び日本農業遺産を目指すため発足したものです。
「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、平成29年3月に「日本農業遺産」に認定され、令和5年7月に「世界農業遺産」に認定されました。
世界農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法推進協議会ホームページ(外部リンク)
世界農業遺産認定までの経緯
- 平成28年度、世界農業遺産承認及び日本農業遺産への認定申請
- 平成29年3月、日本農業遺産に認定
- 令和2年度、世界農業遺産承認申請、世界農業遺産への認定申請に係る承認
- 令和3年10月、農林水産省から国連食糧農業機関(FAO)に世界農業遺産認定申請書を提出
- 令和5年6月、国連食糧農業機関(FAO)による現地調査
- 令和5年7月、世界農業遺産に認定
落ち葉サポーターの募集
世界農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法推進協議会では、この農法をより持続可能なシステムとし、この地に受け継がれてきた伝統農法を残していくため、落ち葉サポーターの募集をしています。
詳しくは、下記のリンク先をご覧ください。
落ち葉サポーター募集(世界農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法推進協議会ホームページ)(外部リンク)
更新日:2025年02月13日