濠(ほり)に囲まれた村 -弥生(やよい)時代-

濠(ほり)に囲まれた村 -弥生(やよい)時代-

紀元前400年頃、大陸から稲作が伝わり弥生時代が始まりました。

弥生時代後期の終わりごろになると、ふじみ野市では、武蔵野台地上の川崎遺跡で竪穴(たてあな)住居が見つかっています。

荒川低地の伊佐島(いさじま)遺跡では、集落を囲む幅2.4メートル、深さ1.5メートルの堀[環濠(かんごう)]と竪穴住居が確認され、直径80メートル以上と推定される規模の環濠集落が営まれました。

この濠は外敵から集落を守るためにつくられたと考えられています。

川崎遺跡から出土した弥生時代の赤茶色の壺の上部と高坏の写真

川崎遺跡出土の弥生時代の壺と高坏(たかつき)

地面の中央に環濠跡がある伊佐島遺跡の写真

伊佐島遺跡の環濠跡(中央の大きな溝)

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更新日:2020年03月02日