ふじみ野市の地域学校協働活動の取組

はじめに

ふじみ野市では、平成30年度から、学校を核として、ひとづくりとまちづくりの好循環を生み出すため、学校·家庭·地域が連携·協働する仕組みとして、ふじみ野市版コミュニティ・スクール「地域協働学校」の取組をスタートしました。令和2年度には市内全小中学校に学校運営協議会が設置され、「地域とともにある学校づくり」が進んでいます。

また、各学校の学校運営協議会で承認された学校運営方針に沿って展開される教育活動を支えるために、地域学校協働ネットワーク(地域学校協働活動推進体制)づくりを進めています。ふじみ野市では地域だけでなく、行政の各部署も子どもたちの学びと成長を支えるために、地域学校協働活動に参加しているのが特徴です。

令和4年度からは、行政も含めた地域の様々な主体と学校をつなぐことを目的とした「地域コーディネーター(正式名称:地域学校協働活動推進員)」を各小中学校に配置し、より豊かな教育活動の実現を目指しています。

学校での教育活動の積み重ねや地域特性を活かした地域学校協働活動を行っているため、取組内容や進め方、関わる団体や組織などは様々です。各学校、地域の特性を活かした独自の取組が進められています。

地域学校協働活動の目的

  • 子どもたちの成長や学びを支える
  • 地域住民の自己有用感や生きがいづくりとともに、地域の教育力向上と地域の活性化につなげる

私たちを取り巻く社会環境が大きく変化し、学校だけに教育を任せるのではなく、地域全体で子どもたちの成長や学びを支えるとともに、参加する地域住民も楽しみながら一緒に学び、そこで生まれるつながりを土台にして、地域活動が盛んになるような新たなつながりが生まれる「学校を核とした地域づくり」が必要になっています。

また、厳しい時代を乗り越え、自立した人間として、他者と協働しながら未来を創り出し、課題を解決する力を育成する「社会に開かれた教育課程」の実現に向けて学校と地域の連携・協働が必要になっています。

学校運営協議会と地域学校協働ネットワーク

地域・家庭・学校の協働活動を支える仕組みとして、ふじみ野市では学校運営協議会と地域学校協働ネットワークを設置しています。(ふじみ野市では「地域協働学校」と呼んでいます。)

学校運営協議会は各小中学校に設置され、学校長や教諭、PTA、学校応援団、地域の方、行政職員等が委員となり、学校運営について協議・検討を行います。

一方、地域学校協働ネットワークは、ゆるやかなつながりによるもので、明確な組織体となっているわけではありません。学校運営協議会で熟議された学校運営方針に基づいた教育活動や家庭・地域との協働活動を行うにあたって、ボランティアを募ったり、一緒に進めていくパートナーを見つけたりするための「つながり」です。各小中学校に地域コーディネーターを委嘱し、地域学校協働ネットワークのゆるやかなつながりを広げ、地域学校協働活動を進めています。

CS-network
地域協働学校推進図

CSとはコミュニティ・スクールの略です。

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埼玉県ふじみ野市福岡1-1-1
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更新日:2023年06月19日