介護サービス相談員派遣事業

介護サービス相談員派遣事業は、市から派遣された介護サービス相談員が介護保険施設などを訪問し、問題の改善や介護サービスの質的向上を図ることを目的としています。

介護サービス相談員とは

 介護サービス相談員とは、利用者から介護サービスに関する苦情や不満等を聴き、事業者と市との間に立って、問題解決に向けた手助けをする専門員です。現在、定数20人中17人の介護サービス相談員が在籍しています。

なお、介護サービス相談員は、国の委託を受けた「介護相談・地域づくり連絡会」が実施する介護サービス相談員養成研修を受けており、介護サービス相談員に必要な知識や技術等を習得しています。

守秘義務について

介護サービス相談員は、本事業の実施上知り得た利用者等の秘密を漏らしてはいけないことになっています。本事業の終了後及び介護サービス相談員を退いた後も同様です。

利用者のプライバシーや秘密は守られますので、安心してご相談ください。

活動内容について

介護サービス相談員の派遣受入施設等に介護サービス相談員を派遣します。

訪問回数は、月1回(1回当たり1時間程度)、介護サービス相談員2人1組で訪問します。

(注意) 通常は月2回訪問(1回当たり2時間程度)ですが、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、しばらくの間、頻度、時間数を減らして訪問します。

施設利用者の話し相手になりながら、改善する点があれば、施設に働きかけていきます。訪問終了後には、市に対して訪問当日の内容を活動報告書として提出していただきます。

その他の活動

連絡会を3か月に1回、開催しています。

新任職員向けの養成研修や現任研修などの研修に参加していただきます。

相談内容の具体例

  • エアコンの風が直接あたる → 風向きを変えてもらう
  • ご飯が冷たいときがある → ご飯の提供方法を工夫できるか検討を依頼する
  • 手すりのネジが外れそう → 全ての手すりを確認してもらう

介護サービス相談員にできないこと

介護サービス相談員は介護ボランティアとは異なり、身体介護に関する知識・技術等の習得を特別に行っているわけではありません。そのため、車いすへの移乗や食事介助など、ちょっとしたことであっても実際の介護を行うことはできません。

また、介護サービス相談員の役割は、利用者やその家族と事業者との橋渡しをすることで、苦情申立てに至るほど問題が大きくならないうちにその解決を図ることにあります。したがって、介護サービス相談員自身が問題を直接解決することはできませんし、事業者を評価することもありません。

介護相談員派遣先一覧

市内派遣施設(令和5年5月現在16か所へ派遣)

介護サービス相談員に興味を持たれた方へ

介護サービス相談員には特別な資格は必要ありません。

ボランティアを始めたい方、介護のことを少し知ってみたい方、人と話すのが好きな方、介護サービス相談員として活躍しませんか。

詳細については、高齢福祉課へお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

高齢福祉課 地域支援係

〒356-8501
埼玉県ふじみ野市福岡1-1-1
電話番号:049-262-9038
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2023年07月28日