インフルエンザ予防
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生する小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等、全身症状が突然現れます。併せて、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。
インフルエンザの予防の基本
インフルエンザに感染しないためには、以下のようなことが大切です。
手洗いをしましょう
手洗いは、石鹸を十分泡立てて15秒以上かけて手のひら、手の甲、指の間や手首までしっかりと洗い、洗ったあとは、清潔な布やペーパータオル等で水を十分にふき取りましょう。インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒も効果があります。
流行前に予防接種を受けましょう
予防接種は発症する可能性を減らし、発症した場合に重い症状になるのを防ぐ効果があります。医師と相談して、流行期前に予防接種を受けるようにしましょう。
ただし、ワクチンの効果が持続する期間は一般的に5か月程度です。また、流行するウイルスの型は毎年変わります。このため、過去にワクチンを打っていても、毎年の接種が重要です。
咳エチケットを守りましょう
ウイルスはくしゃみや咳の飛沫に含まれて拡散します。くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、次のような咳エチケットを心掛けましょう。
- くしゃみや咳が周囲の人にかからないようにティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。
- くしゃみや咳の飛沫は、1から2メートル飛ぶと言われています。くしゃみや咳をする場合には、周囲の人からなるべく離れましょう。
- くしゃみや咳が出るときはできるだけマスクをしましょう。
十分な休養とバランスの取れた食事を心がけましょう
免疫力が弱っていると、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。また、感染したときに重症化するおそれがあります。
体の抵抗力を高めるために、普段から十分な休養とバランスのとれた食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
適度な湿度を保ちましょう
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50%から60%)を保つことも効果的です。


予防接種について
インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や重症化を予防する効果があります。特に、高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には効果が高いと考えられています。
令和6年10月現在、インフルエンザワクチンについては、注射薬と点鼻薬の2種類が国内で流通しています。注射薬は6ヶ月以上の者、点鼻薬は2歳以上19歳未満の者が対象となっています。
日本ではインフルエンザは例年12月から4月頃に流行し、例年1月末から3月上旬にピークを迎えますので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。
発熱や体調不良の時には
目安として、比較的急速に38℃以上の発熱があり、せきやのどの痛み、全身の倦怠感を伴う場合はインフルエンザに感染している可能性があります。具合が悪い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
また、睡眠を十分にとるなど安静にして休養をとると共に、高熱による発汗での脱水症状を予防するために、症状がある間は、こまめに水分の補給をしましょう。
関連リンク
厚生労働省ホームページ
埼玉県衛生研究所ホームページ
埼玉県感染症情報センターでは、定点医療機関からの情報を元に「感染症発生動向調査」の解析・情報還元を毎週行っています。感染症発生動向調査から得られたインフルエンザウイルスの流行状況について、お知らせします。
この記事に関するお問い合わせ先
保健センター 健康推進係
〒356-0011
埼玉県ふじみ野市福岡1-2-5
電話番号:049-264-8292
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更新日:2024年11月26日