市長のワクチン接種について

市民の皆さまへ

新型コロナワクチン接種をめぐり、私及び私の妻と公用車の運転員が、4月30日に1回目の接種をしたことについて新聞報道等がなされております。
こうした状況に鑑み、この接種内容についての経緯を公の場で明らかにすることが、私に課せられた使命と考え、市民の皆さまへの説明責任を果たすべく、本日、臨時の記者会見を開かせていただきました。その場において発言した内容を以下に掲載いたします。
今後も、速やかなワクチン接種を全力で推進するとともに、市民の皆さまに信頼いただける市政を目指して参ります。

令和3年5月19日 ふじみ野市長  高 畑   博

会見における市長発言

本日は、急なご案内にも関わらずお集まりいただきありがとうございます。

今回新型コロナウイルスワクチン接種を進めていくに当たり、市長として接種を先行的に行ったことにつきまして説明させていただきたく、会見を開かせていただきました。

これまで、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている中、未知なるウイルスに対し、取り組みを進めてきました。

現在、本市においては感染確認事例が900件を超えている状況にあり、少しでも感染拡大を抑えていきたいとの思いで、さまざまな対策を進めて参りました。

そのような中、感染症終息のための希望の光であるワクチン接種を進めていく上で必要となるワクチンの供給量がなかなか示されない状況においても、最大限スムーズに、そして、できるだけ早期に集団免疫を獲得できるよう全力で取り組んで参りました。

今年3月から現在に至るまで、ふじみ野市医師会の先生方の献身的なご協力のもと、ワクチン接種の準備計画や、オペレーション全体について先生方とともに調整会議を重ねて参りました。会議はリモートではなく、先生方の診療時間が終わった後に、夜7時頃から4人の先生方と、私と、担当部長をはじめ、接種を担当する保健センターの職員が参加して、調整会議を進めて参りました。

その会議の中で、医師会の先生方から、ワクチン接種を進めていく上で市長が欠けてもらっては困る、ということで、市長も接種をすべきであるというご助言をいただきました。

あわせて、医療の最前線で戦っておられる先生方と席を共にするということで、この会議の参加者については接種を済ませていただきたいとの要請により、接種を受けるという判断をさせていただきました。

こうしたやり取りの中、先生方からのご助言については、当初、私の接種については少し迷いもありましたが、先生方の接種も終わり、再度先生方からの強い要請もありましたので、会議に参加する者はすべてが接種しておいた方がよいと考え、接種の判断をしたところでございます。

あわせて、実際に接種を受けるに当たりましては、先生から、私自身が感染し、その場にいられなくなるリスクを避けることは当然のことながら、濃厚接触に当たる身近な人についても同時に接種することが有効であるとご指導をいただき、共に生活をしている妻と、密室の空間の中で移動を共にしている市役所公用車の運転員が思い当たります、とお答えしたところ、最低限その方々と共に接種を受けていただきたい、というアドバイスをいただきました。

しかしながら、アドバイスを踏まえ、最終的に判断したのは私でございます。

接種を受けたのは4月30日であり、医療従事者の1回目の接種が完了する日に、3人同時に行いました。その後、各自治体の首長の先行接種についてさまざまな報道がある中で、5月18日の議会の全員協議会において、この事実に関する報告をさせていただき、本日市民の皆さまにも公表すべく、会見を開かせていただいた次第でございます。

事後の公表になり、市民の皆さまに誤解を与えてしまったことにつきまして、大変申し訳なく思っております。

これまで、ふじみ野市として全力でワクチン接種について取り組んで来ました。今後も引き続き、速やかなワクチン接種を進め、早期の集団免疫の獲得に向けて全力を尽くしていきたいと考えております。

更新日:2021年05月19日