定例記者会見(令和4年2月14日)

(1)令和4年第1回ふじみ野市議会定例会提出議案について

(2)その他

(全国初)ふじみ野市こどもの未来を育む条例

 こどもにやさしいまちを実現し、こどもの未来を育むため「ふじみ野市こどもの未来を育む条例」の制定について、令和4年第1回ふじみ野市議会定例会に議案を上程します。こどもの権利擁護と体力向上を条例の柱とする内容は、全国初となります。

内容

 こどもを取り巻く環境は、日々変化しており、全国的にこどもにとって大切な権利が脅かされる状況が続いています。また、こどもにとって身近で自由な外遊びの場が減少したことにより、豊かな成長を支えるはずの体力が低下し続けており、国全体で深刻な問題となっています。
 本市においても例外ではなく、これまでもこどもの健やかな成長を支えるための施策を推進してきましたが、こどもの権利擁護と体力向上に向けた取組を、より一層推進していくことが求められています。
 こどもたちが直面する問題を解決することができるこどもにやさしいまちを実現し、こどもの未来を育んでいくため、市の行政機関だけでなく、家庭や学校をはじめとした地域社会全体で取り組む体制を整え、推進していきます。
 こどもの未来を育むという意識を市全体で共有していく上で、まずは本条例を広く周知・啓発していくことが重要となるため、4月1日の条例施行に合わせて逐条解説を公表するとともに、助成事業を活用した副読本の作成や「こどもの未来をはぐくむシンポジウム」の開催(令和4年7月30日)を予定しています。

特徴

 こどもの権利を守ることと体力の向上を図ることは、こどもの未来を育む上で欠かせないものです。本条例はこどもの育みを総合的に支援していくための条例として「こどもの権利擁護」と「こどもの体力向上」を条例の2本柱に位置付けています。今回、本条例が制定されると、こどもの権利に関する条例としては県内市町村初となり、こどもの権利擁護と併せてこどもの体力向上を条例の柱とする内容としては全国初となります。

問い合わせ

子育て支援課(電話049-262-9033)

ふじみ野市立児童発育・発達支援センターの設置

 切れ目のない相談支援およびグレーゾーンに該当する子どもへの支援強化を図るため、ふじみ野市児童発育・発達支援センターを4月1日から公の施設とします。

内容

 本市の児童発育・発達支援センターへの関わりとしましては、平成27年度から7年にわたり、児童福祉法に基づく障害児通所支援事業者の指定を受けている事業者への補助金支出という形で連携してきました。しかしながら、発育発達支援に係る社会資源が乏しかった当時と比べ、現在は本市においても児童発達支援事業所及び放課後等デイサービス事業所が増えてきたことから、センターには市全体における基幹的施設としての機能が求められてきたことに併せ、切れ目のない相談支援および個別療育等のいわゆるグレーゾーンに該当する子どもへの支援を市の単独事業として強化を図るため、ふじみ野市立児童発育・発達支援センターとして令和4年4月1日から公の施設となります。

効果

 市の保健・教育・福祉分野との横断的な支援体制を構築し、発育発達に不安のある児童に対する早期発見・早期療育を総合的なネットワークで展開を図り、発達能力を最大限に引き出すことにより、子ども自身の将来における自立した生活につなげていきます。また、本市の児童発達支援に係る事業所とセンターとの連携を確立し、基幹的役割を存分に果たすことにより、民間事業所も含めたふじみ野市全体の地域資源力のアップにつながるものと考えております。

問い合わせ

子育て支援課(電話049-262-9034)

母子保健包括支援事業を拡充

 令和4年度当初予算に次の3事業を予算計上し、母子保健包括支援事業を拡充することで、引き続き、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を実施してまいります。

(1)産婦健康診査への補助

 産婦健康診査について、令和4年度より埼玉県が県内の産科医療機関と一括契約をすることに伴い、ふじみ野市も本事業に参加し、産後約1か月に受ける健康診査の費用を助成します。産婦健康診査の内容は、体重や血圧測定・尿検査をはじめ、産婦の健康状態や乳房の状態の把握、育児不安や精神状況の把握等を行います。

助成金額

5,000円

(2)スポットビジョンスクリーナーの導入

 3歳児健康診査で現在実施している目の検査に加えて、斜視及び屈折異常をスクリーニングできる屈折検査機器(スポットビジョンスクリーナー)を導入することで、目の疾病や異常を早期発見し、早期治療に繋げてまいります。

(3)多言語通訳機器の導入

 ベトナム、ネパール、フィリピン、中国、アフリカ、インド等の様々な国籍の妊婦や子どもが増えてきていることから、その方々に適切な支援を行うために、行政用語にも対応した多言語通訳アプリ(音声翻訳12言語、テキスト翻訳30言語)とタブレット端末を導入し、様々な国籍を有する子育て世帯に対し、適切な支援を行ってまいります。

問い合わせ

保健センター(電話049-293-9045)

「ふじみんぴんしゃんホール」がオープン

 3月8日、大井総合福祉センター(大井中央2-2-1)1階に「ふじみんぴんしゃんホール」がオープンします。このホールでは、市の西側地域の介護予防の拠点として、さまざまな事業を行います。予約なしで参加できる介護予防体操「ふじみんぴんしゃん体操」を実施します。
 介護予防や健康増進に取り組んでいる人や、これから取り組もうと思っている人、皆さんが参加しやすい施設を目指します。

(注意)ふじみんぴんしゃん体操とは、市が作成・推奨している体操で、日常生活に必要な機能や体力の維持・向上に効果的な体操です。

オープン

令和4年3月8日(火曜日)
3月8日から3月23日にかけて、オープニング記念イベントを開催します。

問い合わせ

高齢福祉課(電話049-262-9038)

この記事に関するお問い合わせ先

広報広聴課 広報広聴係

〒356-8501
埼玉県ふじみ野市福岡1-1-1
電話番号:049-262-9003
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更新日:2022年02月15日