市長の企業訪問
行政と地元企業との連携を深めるためには、まずは地元企業の業務内容を市長自身が自分の目で確認し、理解することから始めようと「企業訪問」をスタートしました。
今後は、地元企業と行政がタイアップすることで、地場産業の育成と競争力の強化へと繋げ、さらに、トップセールスによる企業誘致を進めることで、地元の雇用拡大を目指しています。
第12回 株式会社内外テクノス
令和6年6月20日、市内にある株式会社内外テクノス(亀久保)を訪問しました。
大林雅充代表取締役社長をはじめ、社員の皆さんから事業の説明を受け、工場内を見学させていただきました。
株式会社内外テクノスの前身は、明治28年大阪市での大林組製材工場に始まりました。昭和39年には、当時の埼玉県入間郡大井村に新東京工場を設立され、平成5年に社名を現在の株式会社内外テクノスに改称されました。そして、令和2年より工場を建て直し、令和5年に新本社工場が完成し現在に至っています。
歴史的建築物や官公庁、ホール、ホテルなどの造作工事を中心に、総合図作成から施工管理まで一貫した内装工事やリニューアル工事等を行う建装事業と、お客様のニーズに応じた建築資材の製造及び販売等を行う商事事業を展開されています。
工場見学では、実際に木材を加工する様子を見させていただき、長年培われてきた知識や経験を活かした高い技術力に感動しました。
その高い技術力によって、人々に心地よさを与えてくれる多種多様な木質空間が生み出されているのだと実感しました。
第11回 株式会社プリケン
令和5年5月17日、市内にある株式会社プリケン(亀久保)を訪問しました。
田中信也代表取締役社長をはじめ、社員の皆さんから事業の説明を受け、工場内を見学させていただきました。
同社は、昭和52年にプリント基板の専業メーカーとして創業されました。そして、平成23年に本市に自社工場を設立するとともに本社を移転され、現在に至っています。
プリント配線基板の設計から製造、部品実装など一連のサービスを提供しており、中には数年先のリリースを目指す「試作品」も手掛けるなど、プリント基板のトータルソリューション企業として事業展開をされています。
工場見学では、豊富な知識と高い技術力の下で、正確かつ高速に動く最新の設備が稼働し、多様なニーズにも適切に応える高品質な基板を作り上げていました。
私たちの暮らしの中で様々な電子機器が使用されておりますが、その内部にあるプリント基板はコンピュータや電子機器の心臓部とも言える重要な部品の一つです。
今の暮らしを支え、未来を創る同社の製品に、限りない可能性を強く感じました。
第10回 日本無線硝子株式会社
平成28年10月26日、市内にある日本無線硝子株式会社(福岡2丁目)を訪問しました。
依田代表取締役社長をはじめ、社員の皆さんから事業の説明を受け、工場内を見学させていただきました。
同社は、昭和18年、日本無線株式会社の真空管用ガラス工場として発足されました。昭和30年には日本無線硝子株式会社として独立し、昭和49年、当時の上福岡市に新工場を建設されました。昭和54年には新体制を整え、新たに日本無線硝子株式会社を設立され、現在に至っています。
ブロー成型技術やプレス成形技術、ガラス加工技術を用いて、硬質ガラス(耐熱ガラス)の溶融から成型、加工までを手がける専門メーカーとして事業を展開されています。
私たちの暮らしの中では、医療機器に用いられるイメージ管やX線管、照明用機材の電球用バルブに同社の製品が使用されています(清里駅前の街路灯にも使用されています。)。イカ釣り漁船の特徴ともいえる集魚灯も同社の製品です。
また、ノーベル物理学賞で有名となった、ニュートリノの性質の全容を解明することなどに使用されるスーパーカミオカンデのガラスバルブも同社で製造されています。
工場見学では、バルブなどを成型している過程を拝見しました。手吹き技術者の皆さんの卓越した匠の技で一つ一つ丁寧に作られている様子に技術の伝承の大切さを実感しました。
何気なく、生活の中で目にしている製品ですが、一つの製品が完成するまでには多くの過程が必要であり、完成した製品は社員の皆さんの超越した技術が光る芸術作品ともいえるものでした。
第9回 新日本無線株式会社川越製作所
平成27年11月18日、市内にある新日本無線株式会社川越製作所(福岡2丁目)を訪問しました。
小倉 良代表取締役社長をはじめ、社員の皆さんから事業の説明を受けました。
昭和34年9月に設立され、現在では1,300人を超える皆さんが勤務されており、電子デバイス、マイクロ波管・周辺機器、マイクロ波応用製品の事業を広く展開されています。
電子デバイスの事業では、私達の暮らしに欠かすことのできない通信機器に使用される電子部品やパソコン、自動車など、さまざまな製品に使用される半導体の製造を行っています。
この他にも、気象や航空などのレーダー用電子管や、教育、医療、衛星通信などのコンポーネント製品などを製造しています。自動販売機の人感センサーも同社の製品です。
事業説明のほか、工場内を見学させていただき、オーディオルームでの視聴では、MUSES(オーディオ用半導体デバイス・ミューズ)を付け替えることによる音質の変化を体験させていただくなど、小さな部品が持つ大きな力に感動を覚えました。
第8回 イオン大井店
平成27年1月27日、市内にあるイオン大井店(ふじみ野1丁目)を訪問しました。
イオンリテール株式会社代表取締役社長の梅本 和典さん、イオン大井店店長の小山 博美さんから業務内容などについて説明を受けました。
お客様のことを第一に考えた工夫や取り組み、そして、地域における活動など、貴重なお話しをたくさんお聞きすることができました。
第7回 株式会社KDDI研究所
平成26年10月20日、市内の株式会社KDDI研究所(大原2丁目)を訪問しました。
当日は、塩川 修埼玉県副知事に随行し、代表取締役所長の中島 康之さんから業務内容などについて説明を受けました。
4Kよりも鮮明な8Kの映像や無響室での実験の様子を拝見し、SmartMIMASの活用例など、最先端の情報通信技術に触れさせていただきました。
第6回 株式会社オールドックセンター
平成26年1月30日、市内の株式会社オールドックセンター(亀久保)を訪問しました。
当日は、上田知事に随行し、藤井 聡専務とNPO法人聴導犬普及協会の山崎理事長から説明を受けました。
聴覚障がい者の方に音を知らせる聴導犬の実演や警察犬の訓練の様子などを拝見させていただきました。
第5回 株式会社藤澤ねぼけ堂
平成24年6月22日、市内の株式会社藤澤ねぼけ堂(亀久保)を訪問しました。
当日は、代表取締役の藤澤 武彦さんから説明を受けました。
昭和43年に東京新宿で会社を設立し、平成20年に市内にあった本社工場を現在の位置に移転。従業員数は205人で本社工場には90人が勤務。
工場内は厳密な衛生管理の下、ゴーフレット、黒糖まんじゅう、スイートポテトの他、丸いラスク「マルクス」を製造しています。
関東を中心に販売店を展開しており、今後は通信販売にも力を入れたいと話してくれました。
第4回 サイキ食品株式会社
平成23年9月9日、市内のサイキ食品株式会社(大井武蔵野)を訪問しました。
当日は、上田知事に随行し、斉木 哲也社長から説明を受けました。
本社の所沢工場では、かいわれ大根やカット野菜を製造。
ふじみ野工場は平成18年に新設し、もやしを製造しています。
もやしの生産量は、県内1位(日産40トン)。
もやしの約95%以上は水分で、秩父山系の天然水(地下水)を使用。
薬品を一切使用せず、熱による滅菌処理し、無菌状態の栽培室でコンピュータ制御の栽培です。
工場内は厳密な衛生管理が行われていました。
第3回 株式会社KDDI研究所
平成23年7月6日、市内の株式会社KDDI研究所(大原2丁目)を訪問しました。
当日は、代表取締役所長の中島 康之さんから業務内容などについて説明を受けました。
会社は昭和28年に国際電信電話株式会社の研究部として発足し、昭和62年に現在の場所に新築移転して平成10年に株式会社KDDI研究所を設立。
社員280名のうち、210名がふじみ野市に勤務。
中島所長は、「企業内の研究部門ではなく、KDDIの子会社としての研究所なので顧客ニーズにフレキシブルに対応できる」ということです。
当日は、世界最高レベルの圧縮性能によるハイビジョンの32倍の画素数というスーパーハイビジョンの映像や手のひらAR、自由視聴点など、最先端の情報通信技術を体験しました。
第2回 山下ゴム株式会社
平成22年12月17日、市内の山下ゴム株式会社(亀久保)を訪問しました。
当日は、鵜飼社長、玉井常務(営業本部長)、臼井常務(購買・原価企画担当)から説明いただきました。
昭和28年に東京九段で設立し、昭和38年に市内へ生産工場を建設。昭和61年からは生産部門が本庄市に移転し、市内は事務部門となる。社員862人。
事業内容は、自動車を主とする工業用ゴム製品の製造・販売で、ホンダ関係の取引が7、8割に上り、海外拠点としてアメリカ、中国、タイに会社が、スペインに支店があります。
鵜飼社長からは「円高でコスト競争に勝てないため、海外に生産拠点を移していく」など、民間企業にとって厳しい状況を聞きました。あらためて私も、行政運営に経営感覚が必要と認識しました。
第1回 株式会社日清製粉グループ本社
平成22年11月24日、市内の株式会社日清製粉グループ本社(鶴ケ岡5丁目)を訪問しました。
当日は、研究推進部長の本井さん、研究推進部総務チームリーダーの野々山さん、同チームの大塚さんから業務内容などについて説明を受けました。
会社は明治33年創業で現在110周年、売上高4,500億円、社員5,000人。市内の施設は研究部門で昭和36年稼働、社員約200人ということです。
この鶴ケ岡では、グループ会社で使用する機械の研究開発を行っており、ラベル貼りや梱包の機械などを見学しました。輸送中に荷崩れしないための実験装置を見ましたが、昔はトラックで九州まで長距離走行して実験したと聞いて驚きです。企業秘密のため建物内は撮影禁止でした。
更新日:2024年07月03日