帯状疱疹予防接種

更新日:2025年03月17日

令和7年4月1日から、65歳の人などへ帯状疱疹ワクチンの予防接種が予防接種法に基づく定期接種の対象になります。

実施医療機関等について、詳細が決まり次第、順次お知らせいたします。なお、令和7年度の対象者となる人には、令和7年5月頃、お知らせを発送します。

 

帯状疱疹とは

幼少期に多くの人が感染し、神経に長年潜伏していた水ぼうそうウイルスが、体力や免疫の低下を理由に再活性化し、発症します。水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに帯状に出るのが特徴です。強い痛みを伴うことが多く、症状は約4週間ほど続きます。

80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛になる可能性があります。

 

令和7年度の対象者

対象者は年度によって異なるため、接種の機会を逃がさないようにご注意ください。

令和7年度の接種対象者は、1・2のいずれかに当てはまる人です。

1.下記の生年月日の人

令和7年度に

次の年齢になる人

生年月日
65歳 昭和35年4月2日から昭和36年4月1日
70歳 昭和30年4月2日から昭和31年4月1日
75歳 昭和25年4月2日から昭和26年4月1日
80歳 昭和20年4月2日から昭和21年4月1日
85歳 昭和15年4月2日から昭和16年4月1日
90歳 昭和10年4月2日から昭和11年4月1日
95歳 昭和5年4月2日から昭和6年4月1日
100歳 大正14年4月2日から大正15年4月1日
101歳以上 大正14年4月1日以前の生まれ

(注意)令和7年度に限り100歳以上の人は全員対象です。

2.接種日に満60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスにより、免疫機能に障害を有する身体障害者手帳1級に相当する人

 

使用するワクチンについて

帯状疱疹のワクチンには生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なります。接種を希望される方は、医師とも相談の上、接種するワクチンをご検討ください。

 

ワクチンの特徴

  生ワクチン 組換えワクチン
接種回数と方法  皮下に1回接種

筋肉内に2回接種 (注意) 

(2か月以上の間隔をあけて接種をする)

接種条件 病気や治療によって、免疫の低下している方は接種できません 免疫の状態に関わらず接種可能です

(注意)病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある人等は、医師が早期の接種が必要だと判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

ワクチンの予防効果

  生ワクチン 組換えワクチン
接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 7割程度の予防効果

(注意)帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

 

ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについてはショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

主な副反応発現割合
  生ワクチン 組換えワクチン
70%以上     ―    疼痛(注意)
30%以上    発赤(注意)    発赤(注意)、筋肉痛、疲労
10%以上

かゆみ(注意)、熱感(注意)、

腫脹(注意)、疼痛(注意)、

硬結(注意)

頭痛、腫脹(注意)、悪寒、

発熱、胃腸症状

1%以上    発疹、倦怠感   かゆみ(注意)、倦怠感、その他の疼痛

(注意)ワクチンを接種した部位の症状。(各社の添付文書より厚生労働省において作成)。

 

他のワクチンとの同時接種について

帯状疱疹ワクチンは、医師が特に必要と認めた場合に、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン等と同時接種が可能です。

生ワクチンについては、他の生ワクチンとは27日以上の間隔をおいて接種してください。

 

自己負担

  生ワクチン 組換えワクチン
自己負担 3,000円(1回接種) 1回につき13,000円(2回接種)

生活保護受給世帯及び中国残留邦人等支援受給者の人は、市が接種費用の全額を助成するため、無料で接種できます。実施医療機関の窓口で受給証を提示し、接種を受けてください。

接種場所

1.ふじみ野市・富士見市・三芳町の実施医療機関での接種

直接、実施医療機関にご予約の上、接種してください。

医療機関一覧

2.埼玉県内の実施医療機関(県内相互乗り入れ医療機関)での接種

2.の場合は接種時にふじみ野市発行の予防接種予診票を持参する必要があります。申請方法等は下記をご参照ください。

医療機関一覧

申請方法

以下のいずれかの方法で、必ず接種前にご申請ください。

  1. 保健センターの窓口(平日午前8時30分から午後5時15分)で申請する。
  2. 大井総合支所の窓口(平日午前8時30分から午後5時15分)で申請する。
  3. ウェブフォーム(24時間受付)で申請する。

申請の流れ

  1. 接種前に上記方法で申請をし、ふじみ野市が発行する予診票を受け取る。
  2. 申請時に申告した医療機関に予約をし、接種する。

(注意)接種費用(自己負担額)は市内等で接種を受ける場合と同様です。

申請書類

3.1・2以外の医療機関

埼玉県外の医療機関に入院、又は埼玉県外の施設等に入所しているなど、県外に長期滞在し、施設等の資格の医療機関又は県外の入院先などで予防接種を希望する場合に利用できます。

依頼書等の発送は、申請後から2週間程度かかります。日程の余裕をもって申請するようお願いいたします。

申請方法

以下のいずれかの方法で、必ず接種前にご申請ください。

  1. 保健センターの窓口(平日午前8時30分から午後5時15分)で申請する。
  2. 大井総合支所の窓口(平日午前8時30分から午後5時15分)で申請する。
  3. ウェブフォーム(24時間受付)で申請する。

申請の流れ

接種前、接種後に手続きが必要です。

  1. 接種前に上記方法で申請し、ふじみ野市が発行する予診票と予防接種依頼書を受け取る。
  2. 申請時に申告した医療機関に予約をし、接種する。
  3. 接種費用は医療機関等の窓口で全額支払い、領収書(予防接種の金額が分かるもの)、接種済証などの接種記録を受け取る。
  4. 接種後に必要書類を整え、保健センターで補助金申請をする(この申請により、指定口座に振り込まれる)。

(注意)接種後の受付は一切できませんので、ご注意ください。

申請書類

接種に対しての注意事項

この予防接種は義務ではありません。本人が希望する場合のみ接種を受けることができます。ご家族が接種を希望されても、本人の希望が確認できない場合は、接種を行うことができません。

帯状疱疹ワクチン予防接種についての説明書を読み、効果や副反応、健康被害の対応などについて十分に理解し、同意の上で接種を受けてください。

接種時、予診票に接種者本人の署名が必要になります。自署できない場合はご家族と一緒に接種医療機関へ受診してください。

なお、次の人は、接種を受けることができません。

  • 明かな発熱がある人(37.5度以上)
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
  • 予防接種に含まれる成分により重篤なアレルギー症状を起こしたことがある人
  • その他医師が不適当な状態と判断した場合

予防接種を受けた後の一般的な注意事項

  1. 予防接種を受けた後、30分間は医師とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがあります。
  2. 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこするのはやめましょう。
  3. 接種当日はいつも通りの生活をしてかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。
  4. 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

予防接種健康被害救済制度

予防接種法に基づく定期予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要な場合、また障害が残った場合などに、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。認定にあたっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の審査会で、因果関係を判断する審査が行われます。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター 健康推進係

〒356-0011
埼玉県ふじみ野市福岡1-2-5
電話番号:049-264-8292
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