楽しく仲間づくりをしよう サークル活動の手引き
サークルってなんだろう?
- 同じ趣味や目的を持った人たちが集まり、仲間をつくり協力しあい活動しているグループのことをサークルといいます。
- そして、サークル活動の基本は人と人とのつながりにあります。一人ひとりがバラバラに活動しているのではサークルにはなりません。
- また、まとまっていても、講師や指導者が中心となってしまい、指導者が私塾化している集まりでは、サークルとは言えません。
- 仲間どうしで話し合い、教え学びあったりしながら、目的を達成し、人と人とのつながりや交流を深め、人間的にも向上を目指すところからサークル活動が始まります。
- そして、お互いが豊かな心を持つ人間に育ち、生きがいのある充実した生活が送れるようになって行くことがサークル活動の基本です。
- このサークル活動で学んだ知識や経験を地域に生かし、豊かなまちづくりを行なうことも大切です。
サークルを創るには?
会員みんなの協力が必要です!
- 会員のみんなが役割を持つことが大切です。会長・副会長・会計・連絡係というようにサークルの運営にみんなが関わる役割分担をしましょう。
- リーダーさんが一人で走り回るのは、負担がかかり長続きしません。
活動は計画的に!
1.活動を進めるためには、最低限必要な約束ごと(規約、申合せ事項)を決めましょう。規約などをつくり明確的な運営を図りましょう。
規約の項目例
- 会の目的
- 会の名称
- 会員資格
- 役員
- 会費
- 会計報告
など
2.活動を始める年ごとに事業計画を作りましょう。計画的に活動を行なうことにより、そのサークルの活動目的が明確になり、サークルが長続きするのではないでしょうか。
計画例(育児サークル)
- 4月「母親学習会」
- 5月「親子遊び」
- 6月「遠足会」
など
会計を明確にしましょう!
- 会費の使いみちを明確にしましょう。お金のトラブルは一番いやなものです。
- 会費は、その活動の内容にあわせて決めればよいのですが、公民館で活動しているサークルは、月額300円~500円位、外部講師を定期的に招いているサークルの場合でも1,000円~2,000円位が多いようです。
- できれば、会費の収入が年いくらあり、活動による支出が年いくらかかるか、簡単な予算書を作ることで活動がスムーズに行えます。
サークル活動と指導者
- サークル活動の主体は、あくまで会員です。会員どうしの交流と学習が中心となりますが、活動目的により講師を招き、学習会を行なう必要がある場合は、公共の公民館を利用しているサークルとしての自覚を持ち、内容や謝礼を会員のみんなで話し合いましょう。
仲間づくりを広げよう!
- とかく発足時のメンバーだけで活動をしたがるサークルがあります。これでは真のサークル活動とはいえません。人と人とのつながりや交流を深めあい、人間的にも向上し、学んだ知識や経験を地域に生かし、豊かなまちづくりを行なうことがサークル活動の基本です。多くの人との交流持つためにも、年数回の募集を行い、新しい人間関係を広めましょう。
- また、新会員により新たな視野を得られ、会のマンネリ化を防げるのではないでしょうか。
サークル活動の相談には公民館をご利用ください。
- 人々の自由で自主的な学習文化活動や交流の場を提供するのが公民館です。
- また、サークル活動を進めるための相談やその地域での課題や市民の要望に応え、学習を開催するのも公民館の重要な仕事です。
- みなさんの公民館は、その地域の学習文化活動の中心です。多くの情報を集めたり、他のサークルの人とも交流を深め、また自分からも心を開き、地域の人たちとともに豊かなまちづくりをしていきましょう。
更新日:2020年04月20日