福岡河岸記念館施設概要

新河岸川と明治の風かおる 福岡河岸記念館

旧福田屋の修理と復元

福田屋の復元前の建物に関する詳細と見取り図
福田屋の復元前の建物
 福田屋の解体復元前の建物については、「旧福田屋 文化財調査報告書」(昭和61年)としてまとめられています。
 明治42年当時の平面図が右の図です。赤色の部分が現存し、河岸記念館として一般公開している建物です。当時の屋敷地は東西に細長く、宅地南を走る通りに敷地が約60メートルほど接していました。
 宅地の形状はナタの刃先の様な形で、その規模は一反六畝十二坪(1630平方メートル)ほどでした。
 家相図の屋敷構えの変容をみると、南西端に剣道場を築いた事と、離れを新築し、台所を壊し、その跡地に再度、台所棟新築し、文庫蔵を平屋から二階家へ建替、製茶場を築き、15年の間に五棟もの建物が新築され、当家の躍進期であったことが建物からもわかります。
福田屋家相図[PDF:490KB]
 現在の河岸記念館の屋敷構えは、明治期の敷地とは異なり、「離れ」背後(北)の土地を大正初期に購入し、L字形の形態をしています。
 宅地の西側が十間ほど詰まるものの、北西側が同規模ほど拡張し、裏庭として使われていました。河岸記念館オープンにあたっては、主屋と台所棟を解体・復元し、建物の保存を考慮し、雨仕舞に配慮したため、主屋は保存に最適な位置に若干移動をしました。
 文庫蔵と離れは、外観修理及び内部復元整備工事を実施しました。
施設平面順路[PDF:203KB]

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更新日:2020年03月02日