繁殖期のカラスにご注意ください
カラスは春から夏にかけて繁殖期をむかえます。
産卵後から巣立ちの時期までは、特にカラスの威嚇行動が多くみられるようになりますのでご注意ください。
カラスの威嚇行動
- 巣の周辺に人が近づくと大声で鳴く
- 頭上のすぐ近くを飛ぶ
- 大声で鳴きながらグルグルと旋回する
- とまっている木の枝を揺すり、葉を落とす
- 後頭部を足で蹴る、人の背後を狙う
他にも、カラスが巣を守るために人を激しく威嚇する行動をとることがあります。
このような威嚇行動がみられた場合は、すぐにその場から離れ、カラスを刺激しないようにしましょう。
威嚇行動への対策
- 巣があると思われる場所は迂回する
- 帽子をかぶったり傘をさしたりして、頭部を隠す
- 大きな声を出すなどのカラスを刺激するような行動は控える
- 近くで巣を見ない、卵やヒナを触ろうとしない
巣から落ちたヒナを見つけたら
巣立ったばかりのヒナは上手く飛ぶことができないため、地面に落ちてしまうことがあります。
かわいそうに思うかもしれませんが、近くで親鳥が見守っていますので、拾わないようにしましょう。
巣の撤去について
カラスに限らず野鳥の巣は、卵やヒナがいるときはむやみに撤去することができません。
生活環境に著しい被害が及んでおり、やむを得ず撤去する場合は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」の規定により、市の許可が必要です。
また、巣の撤去は、巣ができている場所の所有者または管理者の責任で行うことが原則です。
なお、市ではご自宅や企業敷地内などの民有地内にできたカラスの巣の撤去は行っていません。
被害を未然に防ぐには
餌付けはやめましょう
餌付けをされたカラスは積極的に人に近づくようになります。餌がもらえると思い、頭上や背後に急接近してくることがあります。
餌付けされている方だけでなく、周辺住民の方の危険にもつながりますので、餌付けはやめましょう。
また、屋外でペットを飼っている場合は、ペットの餌がカラスにとられないように注意してください。
ごみ出しの時間を守りましょう
収集日当日の朝8時までにごみを出しましょう。
生ごみは、ごみ袋の奥にいれて、しっかり閉じましょう。
必要に応じて、カラス除けネット(黄色のネット)を利用し、カラスにゴミ袋をあさられないように対策しましょう。
カラスの詳しい生態について
カラスの詳しい生態については、環境省作成のカラス対応マニュアルをご参照ください。
更新日:2022年05月24日