災害時における避難所での感染症対策
災害時における避難については、密集した空間内での集団生活等により、新型コロナウイルスやインフルエンザ等への感染リスクが高まる危険性があります。
少しでも感染のリスクを軽減するため、ひとり一人の災害時に備えた準備をお願いいたします。
新型コロナウィルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針を策定しました
感染症が流行している状況下において、地震や大雨などの自然災害が発生した場合、ウィルス等の感染予防や拡大防止を図りながら避難所を開設・運営することを目的として、感染症対策における避難所開設運営について次のとおり定めました。
基本的な考え方
- 避難者受入れ時の適切な対応
- 避難所入所後の対応
- 避難所の過密状態防止
- 避難所の衛生管理及び避難者の健康管理の徹底
具体的な対応
避難者受入れ時の適切な対応
- 体調不良者(風邪の症状(発熱や咳)がある、強いだるさがある、息苦しさがある)であっても避難所への受け入れは拒否せず、別室に案内する。
ただし、陽性者及び同居者については、避難所とは別の施設に案内する。 - 受付する前に手指消毒を実施。
- 受付にて、避難者全員に対し体温チェックを行う。
- 体調不良者は、感染拡大防止のため教室等を案内し、可能な限り専用の居室やトイレなどを分ける。
- 体調不良者を受け入れた時は、市対策本部へ連絡する。
避難所入所後の対応
- 体調不良者の体調について定期的な確認を行う。
- 一般の避難者が入所後に体調不良となった場合は、体温チェックを行ったうえで、別室に案内するとともに市対策本部へ連絡する。
避難所の過密状態防止
- 発生した災害の規模やその地域の実情に応じ、自宅が無事な場合は在宅避難(親戚や友人の家等を含む)を呼びかけるなどの柔軟な対応を行う。
- 避難者同士の間隔を2m程度離れるようスペースの確保に努め、併せて避難者に対して協力を求める。
- 教室等の利用可能なスペースを最大限活用するよう努め、活用する部屋の優先順位や利用区分を予め設定しておくなど、柔軟な対応を行う。
- 避難者が車中泊を望む場合は、エコノミークラス症候群対策として、定期的な運動と水分補給することについて周知を行う。
避難所の衛生管理及び避難者の健康管理の徹底
- こまめな手洗い及び咳エチケットの周知徹底する。
- 定期的に窓やドアを開け、換気を行う。
- マスク、アルコール消毒液、ウエットティッシュは、在庫状況を考慮しながら配布・設置を行い、避難者の感染防止に努める。
- 物品等は定期的に洗剤を用いて清掃するなど、避難所の衛生環境を整える。
- ゴミは、各自ビニール袋に入れて口を縛った上で捨てることの周知。
- 避難の際には、食料、飲料水、常備薬などの他、マスク、アルコール消毒液、ゴム手袋、体温計なども持参することを平時より事前に周知する。
感染症対策への協力のお願い
避難所に入所する前に
- 状況に応じ、自宅が無事な場合は在宅避難を、親戚や友人の家等の避難先がある場合は分散避難を行うなど、柔軟な対応を検討しておきましょう。
- 避難時の持ち物を確認しておきましょう。
- マスク・アルコール消毒液・体温計・ウエットティッシュ・ゴム手袋
- ハンドソープ・食料・飲料水・常備薬・毛布・ゴミ袋・スリッパなど


避難所に入所するとき
- 手指の消毒を行ってください。
- 体温チェックにご協力ください。
- 「避難者受付カード(PDFファイル:70.8KB)」の記入をしてください。
- 「健康管理チェックシート(PDFファイル:116.7KB)」に体調を記入し、継続して体調の確認をしてください。


避難所への入所後
- こまめな手洗いと咳エチケットを行いましょう。
- 避難者同士(家族単位)の間隔を2m程度、離れるようにしましょう。
- 避難者の皆様で協力し合い、清掃や換気を行いましょう。
- ゴミは、各自ビニール袋に入れて口を縛りましょう。
- 風邪の症状(発熱や咳)や、強いだるさ、息苦しさがある場合は、避難所指定職員に申し出てください。


更新日:2020年10月06日