感震ブレーカー

感震ブレーカーとは

普段の生活で使用している電気は、電線に流れる電気を建物に取り込んで、分電盤と呼ばれる箱からそれぞれの部屋へと配線しています。配線の途中には、電気を遮断するためのブレーカーと呼ばれる装置が設置されています。

感震ブレーカーとは、大規模火災が発生した際に起こる電気火災を防ぐため、一定の揺れを感知すると自動的に通電を遮断する機器の事を言います。

分電盤タイプ

  • センサーが地震による揺れを感知してブレーカーを落とし、電気を遮断するタイプ。
  • 内蔵型と後付け型がある。
  • 電気工事が必要。
  • 価格は高価である。
分電盤タイプ(内蔵型・後付け型)

コンセントタイプ

  • センサーが地震による揺れを感知して、コンセントの電気を遮断するタイプ。
  • 電気工事を必要とする場合がある。
  • 価格は比較的安価である。(建物全体に設置すると比較的高価)

   

コンセント型

簡易タイプ

  • 地震による揺れによって重りが落下したり、バネが作動することでブレーカーを操作し、電 気を遮断するタイプ 電気工事は不要。
  • 感震性能にやや劣り、自分で取り付けるため、設置方法によって作動の信頼性にばらつきが生じるおそれがある。
  • 価格は安価である。
簡易型

普及促進の背景

過去の大規模地震(阪神・淡路大震災、東日本大震災)で発生した火災のうち、電気に起因する火災は6割以上を占めています。
特に、地震の発生によって停電した後、避難等での不在時に電気が復旧して出火し、初期消火ができないことによる「復電火災」「通電火災」というケースが挙げられます。他にも、伝熱器具の転倒や配線の損傷等によって火災が発生する場合があります。

政府は、平成26年3月に首都直下地震対策において、感震ブレーカーの普及促進を減災対策として位置づけました。それを受けた内閣府等は、大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会を開き、平成27年2月に「感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン」を策定しました。

いざという時に備えて

ふじみ野市においても、埼玉県地震被害想定調査によって地震に伴う火災で建物が焼失されると想定されています。
家庭における自助の一つとして、火災防止の感震ブレーカーの設置は有効と言われています。実践していざという時に備えましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理防災課 防災係

〒356-8501
埼玉県ふじみ野市福岡1-1-1
電話番号:049-262-9017
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更新日:2022年01月12日