耳の聞こえ
何歳になっても人との交流や会話は楽しみですが、高齢になると聞こえが悪くなる方が増えてきます。話し手が気をつけたり、補聴器を利用することでコミュニケーションが取りやすくなることがあります。
加齢性難聴とは
高齢になると音を伝える役割の細胞が減少し、耳の「聞こえ」の力が衰えてきます。これを加齢性難聴といいます。早期のうちに補聴器を付けることで「聞こえ」を取り戻すことは可能です。補聴器を用いて「聞こえ」を改善すると、生活や会話に積極的になり、人とのコミュニケーションに繋がります。
「聞こえ」のセルフチェック
聞こえにくいと感じたら、まずは聴力をセルフチェックしてみましょう。聞こえにくいまま放っておくと、認知機能の低下につながることがあります。
高齢者のための「聞こえ」のセルフチェック (PDFファイル: 414.6KB)
話し方のポイント
- 相手の注意を引いてから話し始める 〈○マル〉声かけをする、視線を合わせる、身振りで合図する
- 顔を見ながら相手に向かって話す 〈×バツ〉好ましくない話し方 ・耳元で話す、後ろや横から話す
- ゆっくり、ハッキリと話す 〈○マル〉言葉の始まりやパ行・タ行・カ行・サ行を明確にハッキリと発声する
- 大声ではなく、普通より少し大きめの声で話す
- 近づいて話す
リーフレット(高齢期の難聴とコミュニケーションのポイント) (PDFファイル: 378.4KB)
補聴器
補聴器は、「若いころの聞こえ方に戻す」という機器ではなく、「聞こえなくなった音を補う」機器です。自分で気づかないうちに難聴が進行することもあるので、気になることがあったら早めに耳鼻科医院に相談しましょう。相談する際は、生活や仕事のどんな場面で困っているかなど、聞こえ方を改善したい場面をご自身で整理してから行くと良いでしょう。
また、補聴器購入費用は、保険対象ではないため保険適用はありませんが、所得税の確定申告で医療費控除の対象となる場合があります。補聴器を購入する前に、補聴器相談医のいる耳鼻咽喉科を受診し、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を補聴器販売店向けに書いてもらうことが必要です。この提供書と補聴器を購入した際の領収書を併せて確定申告します。受診にあたっては、検査を行う場合があります。また、診療費がかかります。
詳しくは、税務署にお問い合わせください。
市内の補聴器相談医 | 所在地 | 電話 |
佐藤耳鼻咽喉科 | 大原1-1-14 | 049-256-8741 |
設楽耳鼻科クリニック | 西1-3-8 | 049-256-5777 |
上福岡総合病院 | 福岡931 | 049-266-0111 |
富家病院 | 亀久保2197 | 049-264-8811 |
更新日:2025年03月21日