補聴器を上手に活用しましょう
加齢性難聴には補聴器を上手に活用しましょう
高齢期には、多くの人で加齢による聴力の低下(難聴)が起こります。早期のうちに補聴器を付けることで、「聞こえ」をとりもどすことは可能です。
また、補聴器を購入したものの、「うまく聞こえないから」と、使うことをあきらめてしまう人もいらっしゃいます。
聞こえを改善すると、生活や会話に積極的になり、人とのコミュニケーションにつながります。
まずは専門機関に相談しましょう
自分や家族の聴力に不安を感じているなら、まずは耳鼻咽喉科で検査・相談を受け、必要に応じて補聴器の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
相談先
かかりつけ耳鼻咽喉科
ふだんから受診している耳鼻咽喉科がある場合は、まずこちらに相談してみましょう。
補聴器相談医
コミュニケーションの支障となっている難聴に有効な補聴器を適正に選んで使用できるように対応することを目的とした補聴器相談医制度に登録された医師です。
ふじみ野市内の補聴器相談医 | 所在地 | 電話 |
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佐藤耳鼻咽喉科 | 大原1-1-14 | 049-256-8741 |
設楽耳鼻科クリニック | 西1-3-8 | 049-256-5777 |
補聴器の購入店
すでに補聴器をお持ちの方は、購入したお店に相談してみましょう。
適切に調整された補聴器でトレーニングを
補聴器は慣れるまでに調整が必要です。
かければすぐに見えるようになるメガネとは違い、補聴器は使用すればすぐに聞こえるようになるわけではありません。
補聴器を付けた状態での聞こえに徐々に慣れるため、適切に調整された補聴器でトレーニングが必要です。
「難聴」の脳は音の刺激が少ないことに慣れてしまっているので、補聴器を初めて使用すると「うるさい」と感じてしまいます。
時間をかけて段階的に補聴器の音量を上げ、脳が補聴器の音に慣れていくトレーニングと、12週間に1度くらいの頻度で補聴器によってどれくらい「聞こえ」が改善されているか、チェックが必要になります。トレーニング期間は個人差はありますが、約3か月程度の期間になります。
家族や周囲の協力も必要です
補聴器になれるまでの期間は、家族や周囲の協力も欠かせません。
補聴器に慣れずに焦る、投げ出しそうになることもありますので、家族や周囲が本人に寄り添い、励ましましょう。
また、会話が楽しめるように配慮しましょう。
医療費控除の対象となる場合があります
補聴器購入費用は、保険対象ではないため保険適応はありませんが、所得税の確定申告で医療費控除の対象となる場合があります。
補聴器を購入する前に、補聴器相談医のいる耳鼻咽喉科を受診し、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を補聴器販売店向けに書いてもらうことが必要です。この提供書と補聴器を購入した際の領収書を合わせて確定申告します。受診にあたっては、検査を行う場合があります。また、診療費がかかります。
詳しくは、税務署へお問い合わせください。
更新日:2022年07月25日