令和5年度世界アルツハイマー月間イベントを開催しました

毎年9月は、世界アルツハイマー月間にちなみ、認知症についての正しい理解を広げるため様々なイベントを実施しています。

令和5年9月27日水曜日、イオンタウンふじみ野1階のセントラルステージで認知症啓発イベントを開催しました。埼玉県から任命された「認知症本人大使（オレンジ大使）」の三村博寄さん、奥さまによる講演や「上福岡マジッククラブ」によるマジックショー、地域の多世代が活躍する「上福岡ウインドオーケストラ」の演奏など、盛りだくさんの内容で多くの人が関心を寄せてくれました。

内容

1. 認知症本人大使三村博寄さん、奥さまによる講演
2. 上福岡マジッククラブによるマジックショー
3. 上福岡ウインドオーケストラによるオープニング演奏
4. 認定栄養ケアステーションほほえみーるによる認知症予防に効果的なレシピ展示
5. リーフレット配布(公益社団法人認知症の人と家族の会 埼玉県支部の協力)
6. 高齢者あんしん相談センターによる認知症相談会
7. 認知症パネル展

認知症本人大使三村博寄さん講演

三村さんご夫妻から、認知症の発症から現在に至るまでのご本人、ご家族の気持ちの変化、助かった支援や感謝している人や出来事、当事者や家族が集える場所の重要性など、幅広い貴重なお話しがありました。メモを取りながら聞く人、深く頷いている人、みなさん最後まで熱心に聞き入っていました。

上福岡マジッククラブによるマジックショー

午前のオープニングでは、上福岡マジッククラブの90歳のマジシャンらによるマジックショーがありました。ベテランならではの巧みな手さばきで、帽子から鳩が飛び出たり、帽子に入れた生卵が消えたり、瓶ビールがジュースに入れ替わるなど、驚きの連続でした。会場には、高齢者から子ども、お母さん、お父さんまで幅広い世代の人が集まり、楽しんでいました。

上福岡ウインドオーケストラによる演奏

午後のオープニングは、上福岡で40年以上活動する上福岡ウインドオーケストラによる演奏がありました。多世代のメンバーで構成されたオーケストラで、「上を向いて歩こう」「ふるさと」など、誰もが知っている懐かしい楽曲、子どもが大喜びしていた「となりのトトロメドレー」、アンコールの「銀河鉄道999」と最後まで大盛り上がりでした。「もっと聞きたい」「もう終わりなの？」とお子さんが名残惜しそうにしていました。上福岡ウインドオーケストラは、令和5年11月5日（日曜日）午前中に、ふじみ野市「ステラ・ウェスト」のオープニングイベントにも登場します。ぜひ、素敵な演奏を聞いてみてください。

令和5年9月15日（金曜日）、認知症啓発イベントに先立って埼玉県立大学辻玲子先生による認知症講座「認知症を知ろう－認知症の方との接し方から予防まで－」を開催しました。会場には、40人以上の市民、関係機関の支援者等が集まり、関心の高さが伺えました。

講座では、認知症に関する基礎知識や予防のほか、認知症高齢者との接し方などのグループワークもありました。参加者からは、「（認知症の予防を）今日から実践したい」「認知症の人との接し方をもっと学びたい」などの声が聞かれました。

毎年、世界アルツハイマー月間に合わせて、認知症に関するパネル展示を公共施設で開催しています。令和5年度は、大井総合支所、ふじみ野市役所1階ギャラリー、イオンタウンふじみ野にてパネル展示を行い、多くの人が足を止めてくれました。