上福岡歴史民俗資料館の館内を紹介します

上福岡歴史民俗資料館 館内紹介

平面図はこちらをクリックしてください。

1階

  • 常設展示室(132.3平方メートル)
  • 第1収蔵庫(16.7平方メートル)
  • 第2収蔵庫(38.3平方メートル)
  • 管理室(25.3平方メートル)
  • 資料整理室(53.2平方メートル)
  • トイレ(障がい者用トイレ)

2階

  • 企画展ホール
  • 第3収蔵庫(60平方メートル)
  • 図書室(43.2平方メートル)
  • 研修室(55平方メートル)
  • 倉庫

常設展示室案内

正面入口 私たちの上福岡

私たちの上福岡と記載された電飾パネルの地図

正面入口を入ると左手に「私たちの上福岡」の電飾のパネルを置いてあります。上福岡地区の遺跡・寺社・公共施設・河川・火工廠跡地などを外観できます。

陸軍造兵廠川越製造所

昭和12年(1937年)から終戦の昭和20年までの間、広大な敷地に、「陸軍造兵廠川越製造所(通称「火工廠」)」と呼ばれた陸軍の弾薬工場が市内に存在しました。工場全体の復元模型(500分の1)タテ150センチメートル ヨコ250センチメートルと、関係する実物資料も一部展示しています。

陸軍造兵廠川越製造所の復元模型の写真

三福学校の模型

明治11年、福岡・中福岡・福岡新田の人々の努力で、中福岡花ノ木に三福学校が開校しました。15分の1の縮尺の模型です。

中福岡花ノ木にある三福学校の模型の写真

展示室入口

入って右側の導入部には、上福岡地区の歴史年表が掲示されています。前の展示ケースには県指定史跡「権現山古墳群」の中の最大古墳、2号墳の模型を展示。

左手には、「下福岡の囃子」の山車を復元。オオカン(大太鼓)・締め太鼓・笛・衣装などの道具類を配置し、「祭り」の再現コーナーとしてその一端を展示してあります。

山車や太鼓などが飾られている展示室の写真

旧石器時代から奈良・平安時代コーナー

川崎遺跡出土の旧石器を展示。また気温の温暖化で縄文海進が進み、市内にも上福岡貝塚や川崎貝塚などにその頃の暮らしを見ることができます。

国重要文化財に指定されている上福岡貝塚の片口土器の写真や、鷺森(さぎもり)遺跡で発見された縄文時代前期の土器群、耳飾りなどを展示。

古墳時代では県内最古クラスの古墳「権現山 古墳群」の発掘調査で出土した土器や鉄器など、あわせて当時の住居模型をとおして、昔の暮らしを考えることのできるコーナーです。

奈良・平安時代は、糸を紡ぐ紡錘車(ぼうすいしゃ)、大陸から伝わってきた灰色をした須恵器(すえき)、布目瓦、瓦塔(がとう)など新しい文化を見ることができます。

権現山古墳群で出土した土器や鉄器などを展示している写真

中・近世(鎌倉・室町・安土桃山・江戸)コーナー

板碑(供養塔婆)と発掘された陶磁器・すり鉢・砥石(といし)・渡来銭を展示。近世には、文久3年の生麦事件の時の庶民の姿を書いた板や、慶応2年の武州一揆を鎮圧するために、川越藩が放った砲弾などを展示しています。

供養塔婆や陶磁器などを展示している写真

新河岸川舟運コーナー

新河岸川は、江戸時代前期から昭和初期までの約300年間、江戸と福岡、川越を結ぶ舟運の水路として、物資輸送等に重要な役割を果たしました。新河岸川には河岸場(船着場)が点在し、福岡河岸は吉野屋・福田屋・江戸屋の3軒の回漕問屋を中心に繁栄していました。福岡河岸の町並み模型や回漕問屋の帳場の一部を展示し、当時の様子を紹介しています。

福岡河岸の町並み模型や回漕問屋の帳場の一部を展示している写真

舟運コーナー

荷船模型を中心に、川船をあやつる船頭や船大工など、舟運を支えてきた人びとが使用した用具、舟運関係者の心のささえであった「大杉信仰」の展示をしています。

荷船模型を中心に船大工の人たちが使用して道具などが展示されている写真

漁撈船と兼ねた水害船の実物を展示しています。水害の時には避難用の船として、各農家の納屋など軒先に吊していました。

ほうきコーナー

ホウキモロコシを原料とする座敷ほうきづくりは、江戸時代末期から150年にもおよぶ歴史があり、この技術を伝える職人は数少なくなりました。

座敷ほうきづくりの工程を、写真や実物資料で紹介しています。

大小さまざまな座敷ほうきが展示されている写真

大小さまざまなほうきには、長柄・手・荒神ぼうきなどがあり、職人の技を感じ取れるように展示しています。また、市内のほうき職人、永倉一男氏製作の長さ3.04メートルのジャンボほうきも展示されています。

上福岡のはたおり

農家では、低地の水田で米をつくり、台地の畑では、サツマイモ、ゴボウなどの野菜や桑や綿をつくり、養蚕などを行っていました。そして、明治期から昭和初期まで機織工場があり、農家の女性は賃仕事として、自家のタカバタ(高機)を使って反物を織っていました。ここでは、明治期に使用されていたタカバタを展示しています。

明治期に使用されていたタカバタが展示されている写真

民家の復元

土間はカマドとイロリ、荒神様(カマド神)を再現。ここに釜・鍋・鉄ビンを展示し、かつてはどの家でも使っていた生活用具を展示しています。

昔の民家を再現し釜、鍋、鉄ビンを展示している写真
農民の家の台所や土間、玄関などを再現している写真

農家の暮らしのうち、台所・土間とアガリハナ(玄関)の一部を再現しています。屋根は麦カラにして、台所の板の間には、実物の戸棚の中に食器類や箱膳、米びつなど日常生活の様子の一端を紹介しています。

資料利用許可申請書

お問い合わせ

上福岡歴史民俗資料館(電話:049-261-6065、ファクス:049-269-4817)

この記事に関するお問い合わせ先

上福岡歴史民俗資料館 管理係

埼玉県ふじみ野市長宮1-2-11
電話番号:049-261-6065
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2022年12月22日