水道料金の改定について

将来にわたって安心・安全な水を皆さまにお届けするために、令和6年10月1日から、水道料金を改定します。（平均で約23.4％の引き上げ）

改定後の新料金は、令和6年12月以降の検針から適用されます。

(注意)水道料金とあわせてお支払いいただいている下水道使用料の改定はありません。

改定の理由

ふじみ野市水道事業は、平成17年10月1日に上福岡市水道事業、大井町水道事業の統合により誕生しました。

創設以来、職員数の大幅な削減も含めた様々な経営改革を実施するなど、経営の健全化を図りながら事業を運営し、県内事業体と比較しても安価な水道料金を維持してきました。

しかしながら、昨今、社会情勢は大きく変化しており、急速に進む少子高齢化や節水機器の普及など、生活様式の変化による水需要の減少により収益が悪化する一方で、水道施設・管路の老朽化の進行、災害対策・危機管理対策の強化など、水道事業は様々な課題に直面しています。

給水原価（水道水1立方メートルあたりの製造単価）が供給単価（水道料金1立方メートルあたりの販売単価）を上回る状況が続いており、このまま事業を継続した場合、令和8年度には資金の枯渇が見込まれるなど、経営状況が大変厳しいことから、このたび、水道料金の改定をすることといたしました。

市では引き続き効率的な事業運営に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

改定後の料金

新料金表（2か月あたり、税込）

新料金は、令和6年12月以降の検針から適用されます。

基本料金（使用水量に関わらず支払う料金、2か月につき）

水道料金の計算方法

「基本料金＋従量料金＝水道料金（1円未満切捨て）」です。

（例）水道メーターの口径が20ミリメートル、2か月の使用水量が23立方メートルの場合

• 基本料金

口径20ミリメートル 1,258.4円

• 従量料金

1から20立方メートル   86.9円×(かける)20立方メートル＝1,738円

21から23立方メートル 110円×（かける）3立方メートル＝330円

計2,068円

• 水道料金（請求金額）：1,258.4円＋2,068円＝3,326.4円

（1円未満の端数は切り捨て、請求金額は3,326円です。）

ケース別の料金例（2か月分）

ひとり暮らし、あまり多く水を使わない場合

（口径20ミリメートルのメーターを設置、2か月に15立方メートル使用することを想定）

上記計算方法に基づいて計算した結果、水道料金は現行料金と比較して、2か月で618円増額となります。（月309円、年間3,708円の増額）

家族3人暮らし、子育て世帯の場合

（口径20ミリメートルのメーターを設置、2か月に40立方メートル使用することを想定）

上記計算方法に基づいて計算した結果、水道料金は現行料金と比較して、2か月で1,014円増額となります。（月507円、年間6,084円の増額）

飲食店など事業を運営している場合

（口径20ミリメートルのメーターを設置、2か月に130立方メートル使用することを想定）

上記計算方法に基づいて計算した結果、水道料金は現行料金と比較して、2か月で3,159円増額となります。（月1,579.5円、年間18,954円の増額）

自分の水道料金を計算する

口径と使用水量の確認方法

お使いの水道メーター口径、2か月の使用水量は、検針時にお配りする検針票（水道使用水量等のお知らせ）で確認できます。

水道料金早見表・水道料金シミュレーション

水道料金早見表は以下のとおりです。

また、「水道料金簡易計算ツール」を使って水道料金のシミュレーションができます。

埼玉県内他市町村との水道料金比較

一般家庭用で2か月に20立方メートルの水道水を使用した場合の水道料金を県内55水道事業体で比較すると、ふじみ野市の現行料金は6番目に安い料金水準（税込1,933円）となっています。

料金改定後は、県内で21番目に安い料金水準（税込2,361円）となる見込みです。（下ファイル参照）

なお、県内平均は税込2,547円です。