重層的支援体制整備事業について

重層的支援体制整備事業とは

地域住民の複合化・複雑化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備することを目的として、高齢、障がい、子ども、生活困窮といった対象者の属性を問わない「1 相談支援」「2 多様な参加支援」「3 地域づくりに向けた支援」を一体的に実施するものです。
本事業は、地域共生社会の実現に向けた包括的な支援体制を構築するための一手法となる事業であり、本市においては令和4年度から取組を実施しております。

1 相談支援(包括的相談支援事業)

高齢、障がい、子ども、生活困窮分野の各相談支援事業者(以下、(1)から(6))が、相談者の属性に関わらず相談を受け止め、相談者の課題を整理し、利用可能な福祉サービス等の情報提供等を行うとともに、受け止めた相談のうち、単独の相談支援事業者では解決が難しい事例は、適切な相談支援事業者や各種支援機関と連携を図りながら支援を行うこと等により、地域住民の複合化・複雑化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備することを目的とします。

(1)高齢者あんしん相談センター(高齢福祉課)

(2)障がい者総合相談支援センター(障がい福祉課)

(3)子育て支援センター(子育て支援課)

(4)保健センター

(5)こども家庭センター

(6)ふくし総合相談センター(地域福祉課)

2 多様な参加支援(アウトリーチ等を通じた継続的支援事業、参加支援事業)

(1)アウトリーチ等を通じた継続的支援事業(地域福祉課)

長期にわたり人や社会と交流してこなかった方等、信頼関係を築くまで時間を要する方々に対し、訪問等によりトータル的な見守り支援を行います 。

(2)参加支援事業(地域福祉課)

地域に不足する社会資源の創出を図るための取組をします。
既存の社会資源の把握、拡充及び連携・協力による支援体制を構築します 。
長期不就労やひきこもり、ひとり親などの課題を抱える人が参加できる場や就労先を開拓します 。

3 地域づくりに向けた支援(地域づくり事業)

(1)地域介護予防活動支援事業(高齢福祉課)

誰でも一緒に参加することのできる介護予防活動の地域展開を目指します 。
1.介護予防に関するボランティア等の人材を育成するための研修(介護予防サポーターの養成)
2.介護予防に資する多様な地域活動組織の育成及び支援(通いの場の立ち上げ 、 継続支援)
3.社会参加活動を通じた介護予防に資する地域活動の実施(既存団体への専門職派遣講座)
4.介護予防に資する取組への参加やボランティア等へのポイント付与(介護支援ボランティア)

(2)生活支援体制整備事業(地域福祉課)

市内を4つの地域に分けて、地域の支え合い活動を広げていくために、定期的に情報交換を行いながら、まちづくりについて意見を出し合い、地域に必要な支え合い活動を生み出していく市民が主役のネットワークとして 「 協議体 」 を開催しています 。
「 協議体 」とは、地域で課題になっていることや必要なサービス、自分たちに出来ることを、地域の様々な団体・事業所・個人で話し合う場です 。

(3)地域活動支援センター事業(障がい福祉課)

創作的活動または生産活動の機会提供と地域社会との交流の促進を図っていきます 。

(4)地域子育て支援拠点事業(子育て支援課)

子育て支援拠点は、子育て親子の遊び場所として、また育児相談や子育て情報などのサービスを提供しています 。
ふじみ野市では、子育て支援センター、児童センター、子育てサロンなど13か所で行っています。

(5)生活困窮者支援等のための地域づくり事業(地域福祉課)

多世代が交流できる場や居場所づくりを推進します 。
課題を抱えた住民のみならず誰もが気軽に立ち寄り交流を図ることができる場や、年齢や障がいの有無に関わらず交流を深めることが可能な取組を行います。
地域の課題解決に向け、福祉や商業、自治組織など、多分野をつなげる取組を行います。

4 その他

(1)多機関協働事業(地域福祉課)

各相談支援機関のケース会議で検討する中で、既存の制度では適用できない複合・複雑化した困難ケースについて、課題を解きほぐして助言や支援の方向性を決め、また 、支援プランについての議論、作成、アセスメントの評価等を行います。
柔軟に対応するため必要に応じて重層的支援会議を随時開催します。

この記事に関するお問い合わせ先

地域福祉課 福祉総合支援チーム

〒356-8501
埼玉県ふじみ野市福岡1-1-1
電話番号:049-262-8130
ファクス番号:049-261-5960
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更新日:2023年01月30日