日々のウォーキングや定期的な健康診査の受診は、医療費削減効果が期待されます!
令和6年中にふじみん元気・健康ポイント事業に参加された方の歩数別年間外来医療費(国民健康保険加入者397名)を調査いたしました。
その結果、調査対象である令和6年中の医療費からは、特に1日6,000歩以上のウォーキングを境に医療費が抑えられる傾向にあることが判明いたしました。
また、特定健康診査の受診有無と医療費との関係を調べたところ、未受診者よりも受診者の医療費が安くなる傾向にありました。
ウォーキングは最も手軽にできる運動法の一つで、筋力・心肺機能の向上など健康にとって良い効果が様々あるとされています。
また、健康診査は病気の早期発見につながることから、結果として医療費の削減にもつながると推測されます。
末永く健康な体でいるために、ぜひ、ウォーキングの習慣づけや健康診査の定期的な受診を行いましょう。
ウォーキング時間が短い人(1日2,000歩未満)と最も医療費が少ない歩数群との比較
(注意)医療費については、入院を除いた1人あたりの年間外来医療費になります。
医療費(すべての病気)
- 1日2,000歩未満の方々の年間外来医療費 251,172円
- 1日6,000歩から7,999歩の方々の年間外来医療費 113,164円
歩く習慣がない人と適度に歩く人とでは、歩く人の方が年間最大138,008円程度医療費が安くなる傾向にありました。

医療費(生活習慣病のみ)
- 1日2,000歩未満の方々の年間外来医療費 52,009円
- 1日6,000歩から7,999歩の方々の年間外来医療費 31,864円
歩く習慣がない人と適度に歩く人とでは、歩く人の方が年間最大20,145円程度医療費(生活習慣病に限る)が安くなる傾向にありました。
生活習慣病とは
糖尿病、脂質異常症、心疾患、高血圧症など不規則な生活習慣と密接に関係があるとされる病気

医療費(フレイルのみ)
- 1日2,000歩未満の方々の年間外来医療費 57,825円
- 1日6,000歩から7,999歩の方々の年間外来医療費 8,550円
歩く習慣がない人と適度に歩く人とでは、歩く人の方が年間最大49,275円程度医療費(フレイルに限る)が安くなる傾向にありました。
フレイルとは
慢性的な膝関節痛や骨粗鬆症など、身体的機能の低下につながる症状のこと

特定健康診査の受診有無による年間外来医療費比較
- 特定健康診査受診者の年間外来医療費 199,754円
- 特定健康診査未受診者の年間外来医療費 356,597円
受診された人とそうでない人とでは、受診された人の方が年間156,843円程度医療費が安くなる傾向にありました。
特定健康診査とは
40歳から74歳を対象としたメタボリックシンドローム(腹囲、血圧値、血糖値などが一定基準以上の状態)に着目した健康診査

この記事に関するお問い合わせ先
保健センター 地域健康支援係
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更新日:2025年09月01日