ふじみ野市公共施設適正配置計画

公共施設適正配置計画の検証結果及び施設整備・維持管理の今後の方針について

平成22年度に策定した「ふじみ野市公共施設適正配置計画」の計画期間が、平成29年度末で終了することから、計画に示した整備方針等の検証を行い、今後の施設整備・維持管理の方針を定めました。

公共施設適正配置計画を策定しました

ふじみ野市は、同規模自治体が合併して誕生したことから、庁舎や公民館など類似の同規模の施設が存在しています。

その多くは昭和30年代半ばころからの都市化の進展とともに建設されてきたもので、建設後25年以上が経過し老朽化が進んでおり、維持管理はもとより、耐震性の確保など、公共施設のあり方についてさまざまな課題が出てきています。

市では、現在の厳しい財政状況の中で公共施設に関するさまざまな問題を解消するために、市の人口や面積、財政規模などに適した 公共施設のあり方を検討し計画的に整備していくために、「公共施設適正配置計画」を策定しました。

市民アンケートを実施しました

公共施設適正配置計画は、市の公共施設のあり方を方向付ける計画です。

策定に当たっては、市民のみなさんの公共施設に関するご意見などを伺い、将来を見据え、より実情に即した計画とするため、市民アンケート調査を実施しました。ご協力をいただき、ありがとうございました。

調査地域

ふじみ野市全域

対象

市内在住の満18歳以上の人(平成20年8月1日現在)

対象者数

2,000人

抽出方法

住民基本台帳に基づく無作為抽出

配布・回収方法

郵送配布、郵送回収

実施期間

平成20年9月1日(月曜日)から9月30日(火曜日)

有効回収数

854件(有効回収率42.7%)

市民意見募集を実施しました

市民アンケート調査にあわせて、より多くの市民のみなさんから公共施設のあり方に関するご意見を伺うために、意見募集箱を主な公共施設13箇所に設置しました。

意見募集期間

平成20年9月1日(月曜日)から9月30日(火曜日)

対象者

市内在住、在勤、在学の人

意見募集箱の設置場所

  • 本庁舎
  • 大井総合支所
  • 出張所
  • 大井中央公民館
  • 上福岡公民館
  • 上福岡西公民館
  • 上福岡図書館
  • 大井図書館
  • 大井総合体育館
  • 市民交流プラザ(フクトピア)
  • 大井保健センター
  • 老人福祉センター太陽の家
  • 大井総合福祉センター

「公共施設の適正配置に関するシンポジウム」を開催しました

公共施設適正配置計画の策定にあたり、市民の皆さんと公共施設に関する課題について情報を共有し、今後の公共施設のあり方について共に考えるため、11月15日(土曜日)に市役所本庁舎の大会議室において、「公共施設の適正配置に関するシンポジウム」を開催し、117名の皆さんに参加いただきました。

シンポジウムの概要をお知らせします。

基調講演の要旨

「地方自治体における公共施設の課題と対応策について」 講師 小池 純司さん(株式会社野村総合研究所主任研究員)

講演では、公共施設を取り巻く全国的な課題として、昭和30年代から40年代の高度成長期に相次いで建設された公共施設が建て替え時期を迎えている一方で、財政難などで今ある施設をそのまま建て替えることは困難な状況にある自治体が多いこと、また、将来的な財政規模や市民のニーズに合わせて施設を再配置したり、統廃合したりする取り組みが重要になっていることなどを、他市町村の先行的な取り組み事例の紹介を交えて話がありました。

そして、本市においても例外ではなく、学校施設や行政施設を中心として老朽化が進んでおり、市の公共施設の建て替えのピークが2022年あたりに到来し、その年度には市の歳出総額の約2割程度の費用が発生するという試算結果などの報告がありました。

本市では、15歳未満の子どもや65歳以上の高齢者人口も増加傾向にあり、今後は、市民ニーズにあった公共施設を提供していくことが求められ、公共施設の適正配置計画の策定の重要性を指摘しました。

公共施設適正配置計画基本方針等の概要説明

対象施設

公共施設のうち、建物のある施設(清掃センター、浄水場を除く)

計画期間

平成21年度から平成29年度

(注意)この期間に計画し難い施設については、計画期間を超えた長期的な方針を示します。

計画策定にあたっての基本的な考え方
  • 施設の安全性
     施設の安全性を確保する。(防災拠点としての活用を念頭に置く)
  • 現状分析及び財政分析
     施設の機能、利用状況、施設状況から維持管理コストや更新コストを分析し、財政面を考慮する。
  • 市民サービスの向上と市民ニーズへの対応
     市民ニーズを把握した上で、柔軟に対応できるよう施設機能を検討し、施設の高度化、複合化、多機能化を図る。
  • 民間活力とコンパクトシティの考え方に配慮
     施設の安全面、サービス面の向上を前提に、民間力の活用を図るとともに、施設の利用圏域を考慮し、市街地の活性化を図る。
  • 環境やユニバーサルデザインに配慮
     施設整備や維持管理、運営にあたって、環境面や誰にも優しいデザインに配慮する。

このほか、市報11月号でお知らせした市民アンケート調査の結果について、概要説明を行いました。

パネルディスカッションの概要

テーマ

「ふじみ野市の公共施設のあり方を考える」

コーディネーター

小池 純司さん

パネリスト
  • 川田 忠孝さん(市町会・自治会連合会会長)
  • 谷川 宏さん(市行財政改革推進委員会会長)
  • 関本 建二さん(埼玉県企画財政部改革推進課副課長)
  • 加藤 和男副市長(市公共施設適正配置計画検討委員会委員長)

公共施設の適正配置に関する座談会を開催しました

ロの字に並べられた机に男女9人が座っている座談会の様子写真

10月22日(水曜日)に大井総合支所の第2庁舎第1会議室において、公共施設の適正配置に関する座談会を開催しました。

座談会には、小坂部 政直さん(社団法人東入間青年会議所)、星野 弘明さん(同)、染谷 隆志さん(文京学院大学3年)、青山 剛史さん(同)、岡山 直樹さん(市青少年相談員)、加藤 真由美さん(同)に参加いただき、若い方の視点で見た今後の公共施設のあり方についてご意見を伺いました。

座談会では、既存の公共施設の有効利用や統廃合の実施、各施設の詳細な情報提供の実施、施設予約の方法の改善などについて意見や提案が出されました。

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更新日:2020年03月03日