災害予防/地震編

自然災害はいつ起こるか予測がつきません。いつ災害が起きても困らないように、防災予防の意識をしっかり持って対策を講じておくことが重要です。

地震に強い我が家づくり

地震で地面が揺れると、建物が揺すられて地震力が発生します。地面の揺れ方と建物の揺れ方は同じではありません。 建物は地震力を受けても、すぐに倒れるわけではありません。
ある程度の揺れなら、地震力がなくなれば建物は元にもどります。
しかし、その範囲を超えてしまうと、建物は元にもどらなくなり、やがて倒壊します。
1~2階の一般的な戸建て住宅の場合は、なるべく軽く、がっしり、箱のようにつくるのが耐震性が高いといわれています。 一度、我が家の耐震性をチェックし、必要であれば補強しましょう。

  • 建物の構造に不備があったり、不良だったりすると大変危険です。
    我が家は大丈夫ですか?
  • 瓦やベランダなど付属部分が不安定だと大変危険です。
    我が家は大丈夫ですか?
  • 地盤が軟弱だったり、崖地の上下だったり、盛り土や埋め立てていたりすると、地震時には大変危険です。
    我が家は大丈夫ですか?
  • 建物は年月がたつと老朽化や腐食がすすみます。
    我が家は大丈夫ですか?

液状化現象とは

液状化現象とは、土壌の砂質地盤が水で飽和して液体のようになる現象です。砂混じりの水が地下から噴き出して軟弱地盤になったり、地面が沈んだりして大きな被害をもたらします。液状化は、低地・湿地で起こる可能性が高いです。

建築物に関するご相談は建築課まで

電話:049-220-2069

塀は丈夫で安全性に配慮

近年、コンクリートブロック造りや組み石造りの塀が多く見られます。これらの塀は建築基準法施行令によって造られ方が定められていますが、この基準は最低限度の基準です。
より安全な塀にするには、補強工作をしたり、ブロックや石積み部分をできるだけ低くして、フェンスや植木と組み合わせたり、道路境界から後退させて、後退部分に樹木を植えるなどの工夫が必要です。

生け垣を見直そう

生け垣は、ほかの塀よりも安全性が高い上、豊かな緑環境を創出し、環境改善においても優れています。その上、温度や湿度、通風の調整に役立ち、防暑・防寒、目隠し・侵入防止の効果があります。また、樹種によっては防火効果や、花や果実を楽しむこともできます。
これから塀をつくられる方、つくり変える方は、生け垣を取り入れてはどうでしょうか。

通学路や住民がよく利用する道路や緊急輸送道路沿線の塀は特に生け垣がオススメ!

強い地震が発生すると、さまざまな被害が発生します。
発災時に通学路を子どもが通っていても、住民がよく利用する道路に多くの人が往来していても、生け垣なら倒壊による被害拡大の心配はほとんどありません。
また、被害が発生すれば、救助・避難・情報連絡・物資供給などのための交通網の確保が必然です。塀の倒壊で交通網が寸断されないためにも、道路境界の生け垣化は大切なことです。

室内の安全をチェック!

我が家は地震に対して安全!という家でも、地震力は室内の家具に大きな影響を及ぼします。室内の家具や電化製品などは、地震発生時には凶器になったり、行動を妨げます。被害を拡大させないためにも、日ごろから室内の安全対策を考えましょう。

室内にある重量家具、ガラス製品、吊り家具などが安全かどうかチェックし、金具などで室内の安全性を高めましょう。

  • ガラス窓や家具のガラス扉には飛散防止フィルムをはりましょう
  • 照明は天井に固定または天井から数か所ひもなどで吊りましょう
  • 額縁などはヒモなどでしっかり固定しましょう
  • とびらは簡単に開かないよう金具で止めましょう
  • テーブルなどには脚に滑り止めのゴムキャップをつけ、滑りにくくしましょう
  • 家具は、天井や壁に金具などでしっかり固定しましょう

水の備蓄を心がけましょう

災害時の水の供給は大切な対策のひとつです。

ふじみ野市では、災害時に水道施設が被害を受けた場合に備え、市内に2基の飲料水兼用防災井戸の設置、また、5基の飲料水兼用耐震性貯水槽を設置し、370立方メートルの飲み水を蓄えています。また、生活用水として地域防災拠点(小・中学校など)に防災井戸の設置をすすめています。

しかし、災害が大きければ大きいほど、水の確保は重要なことです。各ご家庭においても、水の備蓄を心がけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理防災課 防災係

〒356-8501
埼玉県ふじみ野市福岡1-1-1
電話番号:049-262-9017
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更新日:2020年03月02日